2重積分


2重積分の方法

重積分-考え方とその手順

積分の式においての微小面積要素は全セクションにおいて示された極座標とデカルトの2種類が挙げられ、どちらを使って求めるかは求める面積の形によってうまく使い分ける必要があります。

こうしたことを前提に、次に示される図形の面積を二重積分の式を使って求めてみましょう。

まず求める積分領域の不等式で書き表します。

積分の実行…一つの文字ずつ積分を実行します。

今度は次の図形に対して2重積分を実行してみましょう

最初に積分領域を求めますが、ここで先ほどのやり方を模倣すれば、

としたくなりますがこれは間違いで、こういった図形の場合、まず2つの変数のうちの1つだけを勝手に動かすという作業をします。

このようにしたら次にもう一つの変数の制限を考えます。

下限におけるの値は

上限におけるの値は
これにより、

となります。したがって、

といった形になります。

こういった図形に対しての重積分は多少注意が必要です。

積分の実行

※このときにおける積分順序は積分領域の中に他の変数を含んでいるものから先に実行するようにしてください。

なのでこの積分計算においてはまずからになります。

同じ問題において、今度は最初に$y$を動かした場合をやってみると積分領域は、

実際に計算してみると、


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